海外ドラマ「REIGN/クイーン・メアリー」シーズン1感想*ネタバレ
⚠️ネタバレですのでご注意ください⚠️
海外ドラマ、「クイーン・メアリー」シーズン1の感想をざっくり書きます。(1話ずつではありません)
シーズン1では、スコットランド女王メアリーが婚約していたフランスの王子、フランソワと結婚して共にスコットランドとフランスを守ろうと奮闘するといった感じのストーリーです。
とはいえ結婚するまでにも色々あり、結婚してからも色々あり、簡単に説明できません(笑)ですので自己満になりますが、思い出した部分を振り返っていきます。
まず、スコットランド女王のメアリーは幼少期から敵国などから命を狙われ、同盟を結んだフランスの保護の元、身を隠して育ちました。そして毒殺されそうになったことをきっかけに、成長したメアリーは子どもの頃一緒に遊んだ思い出のあるフランソワと結婚する目的を果たすため、身を隠していた修道院を去ってフランス宮廷へ戻ることとなります。
ここからが始まりです。
幼馴染のフランソワとの再会を喜ぶメアリー。しかし、当のフランソワは初めはメアリーとの結婚にあまり積極的ではない様子。おまけにフランス宮廷は陰謀だらけでメアリーは信じられるものがなく、孤独を感じます。
ところでこのドラマで多くの役割を果たす登場人物の1つがメアリーの女官たちです。彼女たちはスコットランドにいた頃のメアリーの友人たち。貴族と大富豪の娘たちで身分が高いです。だからスコットランドの女王といえどメアリーとは割と対等な友人関係を築いています。それはいいとしても…。メアリーの女官たち、揃いも揃ってろくなことをしません…!!途中で殺されてしまうエイリーは多分何もしていないはずですが(盗みをしてたような気もするけどメアリーとの策略だったような…曖昧)、他の3人は色々と面倒を起こしています。ケナはフランソワの父である王の愛人となるし、グリアは厨房係といい仲になって噂になり、ローラに至ってはまあ色々事情があったにせよ、メアリーとフランソワが一時別れてしまった時にフランソワと一夜を共にし、妊娠してしまいます。ほんとにこの子たちを連れてきてよかったのか…?いや、教養あるのか?この子たち…。と、何度となく私を不審がらせた女官たちですが、メアリーにとっては孤独なフランスでの生活の支えとなる大事な存在であったそうです。
さて、フランソワとメアリーに話を戻すと、初めは乗り気でなかったフランソワがしばらくするとメアリーを好きになり始めます!!しかし政治的な問題がありなかなかうまく結婚へとことが運びません。そしてそれ故フランソワとメアリーの仲も不安定に。フランソワはメアリーも大事だけど、第一にフランスのことを考えるのです。そんな中、翻弄されて困惑気味のメアリーの前に現れたのがバッシュです!!バッシュはフランス王とその愛人の間に生まれた庶子で、フランソワとは腹違いの兄弟という関係です。メアリーのことが好きなバッシュは、色々あって落ち込むメアリーを気遣います。そして私の好みはどちらかというとバッシュなのです…!だってバッシュの瞳が美しい…。あの瞳にやられます。
フランソワは正直に言うとそこまでイケメンとは思えませんでした。最初は。でもだんだんかっこよく見えてくる不思議…。ははは。メアリーを愛おしげに見つめる時のフランソワが好きです。すごく優しい顔でメアリーを見ているときだけフランソワもイケメンに見えます!私には(笑)もしかすると他の人には普通の時もイケメンに見えるのかもしれないし、そうでもないかもしれません。そこは好みの問題なので(笑)
まあそんなわけで、フランソワとバッシュがメアリーをめぐって様々な出来事、というか事件が起こるわけですが、最終的にメアリーはフランソワを選びます。途中色々あってバッシュがメアリーと結婚、フランスの次期王に、なんて流れにもなるのですが、状況が変わって、結局メアリーとフランソワがめでたく結婚します。事情があるにせよ、メアリーがバッシュをその気にさせといて、結局全てを失わせたのは可哀想でした…。しかし、メアリーが途中でバッシュにいったのには訳がありました。それはフランソワを守るためでありました。詳しくはその他感想で。それにしても、大好きなメアリーと結婚してフランスの王になることもできるなんて夢みたいなことを一時はバッシュが手に入れかけたのに、全てを失ったのは可哀想。しかもバッシュはなぜか父であるアンリ王の愛人ケナと無理やり結婚させられます。(ケナはメアリーの女官です)アンリ王が精神的におかしくなってしまったからです。おかしくなったアンリ王に無理やり結婚させられた時のケナはもうそれはそれは悲痛な表情で大泣きしながら結婚式(確か、思いつきで即席の結婚式でした)を行なって、ケナも可哀想だけど、そんなに泣かれてバッシュも可哀想でした…。バッシュだってまだメアリーが好きなのに。ケナがあまりにも泣くからそんなにバッシュが嫌なのかよ…と、本気でバッシュに同情しました。
ケナはきちんと高い身分のある人との結婚を望んでいましたから仕方ないですけどね。バッシュは庶子なので特に身分もなく、領地も持っていません。
一方、結婚後のメアリーはフランソワとはラブラブなものの、祖国スコットランドの問題とフランスの問題の板挟みにあい、こっちはこっちで大変そうでした。「メアリーのためなら何でもする、フランスよりもメアリーを優先するよ!!」スタンスのバッシュとは違い、フランソワはメアリーのことも大事だけど、フランスが第一、というスタンスなので、メアリーは苦労します。政略結婚だから国と国の思惑に翻弄されてしまうのは仕方がないのかもしれません。
フランスの問題といえば乱心のアンリ王です。
アンリ王は乱心しているため、様々な問題を引き起こし、最終的にはイングランドを手に入れるためにメアリーと自分自身が結婚しようとするまでおかしくなります。そしてなんと、フランソワがアンリ王を暗殺してしまいます。メアリーと自分とフランスを守るために、誰にも言わずに。
そしてフランソワが王になり、メアリーとフランソワのフランス、スコットランドの統治が始まります。
最後はペストの危機が迫って、なのにフランソワはローラの赤ちゃんが自分の子だと知ってペストが流行っている村にローラを助けに行ってしまう。それにメアリーは怒って…。
って感じで確かシーズン1は終わったはずです。
<その他感想>
クラリッサ
クラリッサはフランソワの母、カトリーヌの第一子ですが、顔にあった痣を取ろうとして失敗し、顔が崩れてしまって、それが悪魔のキスだとか何とかで迫害される恐れがあり、カトリーヌの娘として育つことなく、城の秘密の通路でひっそり暮らしている少女です。カトリーヌ王妃はそのことを知らず、存在を知ってるからもクラリッサの心を傷つけたせいで、フランソワの弟たちをクラリッサが誘拐する事件があります。その際にメアリーがクラリッサを殺してしまいます。実際は死んだとみせかけて実は生きてたわけですが。でもメアリー、それまでピンチの時に散々クラリッサに助けてもらっていたんです。なのに殺しちゃって、しかもそんなに悪びれることもなく、死体を置き去りにして去っていきます。クラリッサ、本当に哀れでした…。
フランソワ、メアリーと結婚すると死んでしまう説
これはシーズン1のストーリーのかなり大きなキーでありました。なのにその他感想に追いやってしまいごめんなさい(笑)メアリーがフランソワとなかなか結婚できなかった理由の大きなものがこの予言でした。カトリーヌ王妃が信じているノストラダムスによると、メアリーとの結婚がフランソワに死をもたらす、ということでした。それでカトリーヌ王妃はあの手この手でメアリーとの結婚を阻止してきます。そしてこの予言を知ったメアリーはフランソワを守るためにバッシュと結婚しようとします。でもそれはフランソワからフランスまでをも奪ってしまうかなりひどい仕打ちだと思いました。実際、自分は何も失うことのない方法ですから、結構メアリーも都合いいな…と思ったけど、それくらいないと、女王は務まらないのかな(笑)
で、結局この予言は誤っていることがわかりました。それは、ノストラダムスがフランソワをカトリーヌ王妃の第一子と思っていたために起きた予言の読み違えでした。予言では、カトリーヌの第一子が死ぬことになっていたので。
だけど、クラリッサが実はまだ生きている可能性が浮上し、まだ安心できない感じです…。
ダークネスとか宗教とか色々
なんかダークネスが地味に問題がありましたが、そこはよくわかりません。なんとかという森はかなり危険で、ダークネスがいるとかなんとか。それには宗教が絡んでいた感じでした。ダークネスはバッシュが解決したような気がします。
宗教はシーズン2につながる問題が起きそうな感じで終わりました。
ローラ、フランソワの子を妊娠
ローラは先に書いたように、フランソワの子を妊娠します。でもローラは愛人になるのではなく、本当に愛する人と結婚して幸せになることを望んでいます。フランソワとは一夜の慰め合いであり、メアリーとのこともあるのでローラはかなり後悔します。子どもを下ろそうともしますがメアリーが止めに入り、フランソワには秘密にするとの約束もします。メアリーは、ローラが自由を望む以上、ローラの秘密を守ります。そして妊娠していることを分かった上で結婚してくれる相手をローラは見つけますが、結婚後色々あって別れ、結局ペストが流行っている時期に村で出産しそうな感じで終わります。
私はシーズン2まで今の所みましたが、シーズン2も色々とドロドロの展開です。いや、本当に。