日々の事。ときどき映画

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初めてゴダール映画をみたよ

初めてゴダール映画みました。

 

観たのは"女は女である"です。

アンナ・カリーナはお写真をちょくちょく見ていたため以前から知っていました。

この映画を観るきっかけとなったのもアンナでした。初めはファッションから入り、次第にアンナ・カリーナ、その人自身に興味を抱くようになり、この映画をみて更に好きになりました。

本当にカリーナは可愛い。

それに尽きます。多分何しても可愛いのだろうなと思います。

 

そして私はゴダール映画好きかもしれないと感じ始めました。

調べたところによると、難解と言われるゴダール映画の中ではこの作品は明るくて楽しい作品だそうで、まだ断言はできないのですが、恐らくゴダール映画好きそうです。

今まで私はどちらかというと映画のストーリーに重きを置いてみてきました。そうでないものもいくつかあって、このシーンが好き!みたいなのは今までにもありましたが、自分でそのことをはっきり意識したことはありませんでした。

しかし、これをみて映画はストーリーだけじゃないということを改めて感じました。

そういえば私が何度も観る映画は、好きなシーンがあったり、役者のふとした表情や動作、何気ない音が印象的だったりするのが多かったかもしれません。"シルビアのいる街で"とか"美しいひと"とかがその部類でしょうか。"ロシュフォールの恋人たち"や"シェルブールの雨傘"や"ティファニーで朝食を"なんかもそうでしょう。それから"ジンジャーの朝"とか"シンドラーのリスト"とかも。"風と共に去りぬ"にもそういう部分はあるし、どんな映画にも何かしらそのような面があります。

 

"女は女である"には印象的なシーンがたくさんありますが、なかでもとびきりお気に入りなのは、アンジェラとエミールの本の表紙で罵り合うシーン。ランプをわざわざ運んで本探しをするのがたまらなく好き。それからアンジェラが帰宅してから家事をするシーンも好きです。アンナがかわいい。

 

役者がカメラに視線を向けたり挨拶したりウインクしたりするのも楽しいです。

 

"ピアニストを撃て"や"勝手にしやがれ"が出てくるのも遊び心が面白いし、役者の動作がいちいち面白い。

 

そして動作が繰り返されるのもいいリズムになっていました。

 

私がよくわからなかったのはアンジェラと友人が男って馬鹿よねみたいな話をしているときに通りすがりの人たちが批判するような厳しい目で見てきて、まるで自分が睨まれているように感じる撮り方がされていた点。党の話が出ていたから、その辺りの政治に対するゴダールの嫌味を織り交ぜていたのかどうなのか。それとも男がどうとかそういう話なのか。もしくは特に意味はないのか。

 

それからアンジェラとエミールのそれまでの映像がいくつか切り取られてフラッシュバックされるのにもどんな目的があったのか。

わかるようでわからない。楽しい。

 

こういうわかるようでやっぱりわからない系の映画好きです。

 

どのカットも意味がわからないようで絶対何かしら監督の意思があるし、それをああやって編集して意味あるものにまとめ上げるのがすごいと思います。

天才なんだろうな。

 

というわけで次は"気狂いピエロ"と"勝手にしやがれ"観ます。